会社の同僚が失踪、IPアドレスから逆探知で人探しができた話

会社の同僚が失踪した時の話です。仕事で重大なミスをして、恐らくは本人は気づいていたのだけれど言えなくて、それが後で発覚して、会社は取引先に与えた損害を補てんすることなりました。金額自体は億とか千万とかいう途方のないレベルではなかったのですが、社長レベルで土下座する始末になり、もともと豆腐メンタルの人だったので気持ちが切れてしまったようで、失踪してしまいました。

二日間出勤しなくて、みんな気づかないふりをしていたのですが、恐る恐る訪問してもいない。実家暮らしの人なので家で死んではいなかったですが、親も途方に暮れている。電話は出ない、メールを出してもこない、をさらに二日くらい繰り返したあたりで、捜索願を出すか、警察に相談するべきか、というような話になり、一同経験がないのでどうしたものか悩んでいたところ、親しい同僚に「消えたい、もう戻れない」という趣旨の返答が一通だけ来ました。

すると、会社ではまったく役に立たないお荷物だと思われていた第二新卒のIT担当者が予想外の活躍。誰からも指示を受けていないのに、メールのIPアドレスなどを追跡して、近県のネットカフェを特定、誰にも言わずに訪ねて行って同僚を発見、みんな心配しているからと言って自宅に連れ帰りました。

IT小僧は、それ以前は全くコミュニケーション能力がなく、ダメな奴と判定されていたので本来はみんな感心しなければいけないのに、どちらかというと、「メアドって、本当に追跡できるんだ!」というところに盛り上がりました。見つかった同僚は病欠扱いで、長期休職中です。IT小僧は仕事では使えないやつのままです。